感謝と歓喜
新しい元号「令和」の年がこの5月1日から始まりました。この記念すべき年に新たな気持ちで、そしてすがすがしさをもって生きていこうと考えておられる人は多いでしょう。私が今の会計事務所を開き独立したのは昭和62年であったので今年で32年目となります。その大部分が平成の時代であったことになります。あっという間にすぎた30年でした。
その間お客様のお力添えと従業員の不断の努力により、当事務所は順調に成長してまいりました。改めて感謝致したいと思います。
さてこの間、いろんな出来事がありました。新しい顧問先がどんどん増えてうれしかったことや、お客様が元気になり喜んでいただくことでこちらも幸せを感じた事など数多くのよいことがありました。しかし一方で期待していた従業員が退職して落胆したことや、また従業員との関係がギクシャクして精神的につらかった事、また悲しい出来事などさまざまな厳しいこともありました。そんな時にいつも私に勇気を与えてくれ、もう一度がんばろうと乗り越えることができたのは私の人生の師である中村天風先生の言葉でした。中村天風先生はもうお亡くなりになった方ですが20世紀最大の哲人と言われる方で、その教え「心身統一法」は、生前はもちろん死後も多くの人々に強い影響を与え、その教えを実践した人々は各界で活躍されておられます。天風先生の考え方は次のとおりです。
「何かあるのが人生だ」
「どんな場合にも、例えば身に病が生じようと更に運命的な出来事に悪いことがあろうと一切万事に対して喜びと感謝にすり替えて幸福を感じて生きることが、人生の第一義的な生き方である」
「原因があっての結果である」
「天はおまえの生き方に間違いがあるぞ、ということを気づかせるために病なり悪い運命なりを与えるのだから、これに感謝して喜びなさい。そして反省すべきことは素直に改め、前向きに力強く生きて行きなさい」
私は、これらの言葉に支えられて、やゝもすると時にめげそうになる自分の心が明るく前向きになり、さまざまなことを乗り越えてくることができました。そしてどんな時でも強い心をもって生きてきたことで、今日の自分があると思います。
改めて天風先生に感謝すると共に「令和」の時代に入りこれからも良い事悪い事いろんな出来事が発生すると思いますが、どんなときにも明るくほがらかに生き生きと、さっそうとして勇ましく力強く生きてまいりたいと思います。新しい元号のスタートにあたり宣言致します。
このブログを最後まで読んで頂いてありがとうございました。
代表 所長 井関新吾