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お客様の声

トップマン工業株式会社様

「事業は人なり」管理会計を身に付けていると同時に、経営トップである社長とあうんの呼吸でピタッと合う仕事の関係の社員が増えてくることが事業の成長

トップマン工業株式会社様は1973年の設立以降、アパレル業界においてバイアステープや、モールド肩パット事業、ラミネート事業部などを対象にニッチなマーケットでの事業成長を続けてきました。事業を現会長の室賀健治氏から、現代表の室賀昭人氏に2011年に承継して早や8年。その期間にあった出来事と井関会計事務所との関わりについて室賀社長様にお時間いただきました。既存事業であるバイアステープ、ラミネート、モールド事業などを成長させつつつつ、本社新社屋の改装や中国市場を考慮した工場設立、そして2019年6月にはベトナム工場進出と積極的な事業展開をされているトップマン工業株式会社様。
未来を創造するトップマン工業株式会社の戦略はいったいどういったことに取り組もうとしているのか、またこれまでの井関公認会計事務所との関わりも含めてお聞きしました。


本社社屋:左写真は表玄関 右は階段 洗練されたオフィスデザインでクリエイティブに仕事を

現在の会長から事業を承継するタイミングについて

親の事業を承継を行っていますが、もともと小さいときや学生のときから積極的に会社事業を受け継ぐ意識がなかったので、ある意味帝王学や英才教育のようなものはなかったように思います。学校での勉強もしていましたが、繊維や糸へんとは関係のない国立大学で学科も全く異なるものを専攻していましたので。

そんな中、卒業後社会に出て年齢も重ねていく中で、家業である事業を辞めてしまうとなると、取引先や社員たちが困ることも起きてしまう、と徐々に理解をし始めました。そこで会社に戻ってきたのですが、まずは下積みということで、土日などを利用して必死に働き、二束のわらじ状態で会社のことを理解したのがスタートです。

事業承継時を振り返って状況を教えてください

代表になる前と代表になった後では、やはりどれだけ学びを得ても、書籍を読んでも実際に行ってみることは感覚的なものもあって、全てが思い通りにいかないことや、少しでも学ばないとと思い知り合いを通じて盛和塾大阪に入りました。盛和塾 = 京セラの創業者・稲盛さんの創った経営者の塾、での学びを通じて、経営とは?正しい判断をまずは頭に入れていきました。
経営についてはやはり数字、会計が大事であって、「会計がわからずに経営ができるか」という言葉などは感覚としてしっくり来た言葉でした。盛和塾にはいろいろな学びの講座があり「会計学講座」を受講し1年かけて学んでいましたが、社長就任になってみると様々な経営者の話などもすっきり頭に入り、やはり一論も大事、実践も大事と改めて感じる日々でした。

井関公認会計事務所との出会いを教えてください

「会計がわからずに経営ができるか」という根本視点の会計学講座で学んでいたのですが、その講座でで講師として教えていたのが井関先生でした。井関先生の話はわかりやすいということだけでなく、稲盛経営哲学という哲学をベースにした話の中に会計学がある、という考えなので、経営哲学を持って理念を高め事業を伸ばすことには会計学の正しい考え方が必須である、ということをよく話されていました。今考えてもその考えに強く共鳴していたので、この会計学の考え方や経営哲学をもって会社の従業員を引っ張っていかなくてはと感じ相談したのが最初のきっかけです。具体的な相談を行うというよりも、その当時会社の会計をみてもらっていた先生では至っていない部分などが学びが深まるたびに見えてくる、そんな感覚でした。

税理士のバトンタッチに関しての経験をお教えください

そういった視点から井関先生に相談したところ、まずは現状把握できないとご協力できる部分もわかりずらいということでその時点の数字などを確認しました。
先代からの会社をみてくれている顧問税理士先生がいたのですが、急に税務に関して新しい先生に相談を行うとするとやはり具合も悪いので、恐る恐る「総勘定元帳などちょっとみて現在の状況を確認したいのですが・・」と相談すると、「今はない」と即答でした。
会計学の学びとしてガラス張りの経営を行うこと、そして数字に関してはリアルタイムで状況を確認できるように、月初の1週間前までには損益計算書を出しているのが京セラさんのやり方です、と学んでいたので「今はない」にはびっくりしました。とはいえないと困るので「いつ頃からないのですか?」と聞くと、はるか3ヶ月前分もないとのことでした。先代から会社の会計を任せていた先生でしたので、急な税理士交代も難しいなというのは前もって感じていましたが、改めて痛感しました。井関先生に相談したところ「うーん、ちょっとうまくやりますね」と言っていただけて、会計書類の引継ぎや伝達などちょっと不安ではありましたが会社としてはスムーズに事を運ぶことができました。

井関公認会計事務所での担う役割・期待を教えてください

財務会計だけでなく、経営に即した助言や気付き、会計という武器を通じて企業に力を与えてくれる存在、でしょうか。

事業を成長させたい、といっても、課題抽出のために必要な事項がはっきりしない、だと打つ手が見えません。当時は、課題解決方法も見出せない状態が続き暗中模索状態が続いていたので、事業発展のため必要なことは何なのか?
経営に関して中心に置くべき軸は何を中心にすえればいいのか?
仕事は先代の時代からあるものの、この仕事が未来永劫に続くのか?
など悩みは多く、井関先生にそのような経営に関する事項を様々な角度から聞いたりなどしていました。

実際には税務会計の事項はもちろんのこと、月次会議を通じて数字の確認にPDCAを回すことで各スタッフ、アメーバごとのアメーバ長の視点が高次化したように思います。数字を通じて全体を通じて1つ1つ納得するまで数字の落としこみを行うので、定例会議を行うたびに気付きを得たり他者からの指摘を通じて、新しい視点での考えが身についたりなど、スタッフ全体のレベルアップがあったように思います。

経営者として、経営の打つ手を考えるには現在の数字、事業目的、過去の反省など複雑な思考を行いますが、会議を通じて対話を行うことや考えを伝えることでスタッフとの距離感や考える背景など理解してもらえるようになってきた、と感じています。

担当スタッフより

トップマン工業株式会社様は2019年6月にベトナム工場設立と、社長の先見の明で未来に向かって事業の手を打っておられます。本社も新しくなり、川上から川下までトータルでサポートできる体制を整えて成長しています。

その中でも、社長の言う「事業は人なり」この人に任せればいけるだろう、という人の動きや器量は一緒に仕事すれば見えてくるわけで、しっかりと管理会計を身に付けていると同時に、経営トップである社長とあうんの呼吸でピタッと合う仕事の関係の社員が増えてくることが事業の成長に繋がります。

ご要望に応じた対応によって、管理会計が進むこともそうですが、未来のトップマン工業を創造して積極的に事業を推進する、と目標を立てる室賀社長を今後もサポートしてまいります。

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